ブログ型CMSの比較

ブログ型CMSの比較

2008-09-05 | Filed under コラム

ブログ型CMSの両雄、MovableTypeとWordPress

CMS=コンテンツマネジメントシステムという言葉を、単なる「システム」として捉えれば、両者をCMSではないという声も多くあるようです。
弊社では、このCMSという言葉を運営面も視野に含めた「概念」と捉え、クライアントの皆様には、動的なサイト構築に関連するもの多くをCMSとして説明を行っています。
 
動的というのは動画が載っているページということではなく、ホームページ上の各ページが「テンプレート(雛形)」によって自動的に生成されるようになっているということです。
ホームページのデータを格納するサーバーに、静的にファイルを置いておくのではなく、ファイルの出し入れをサーバー内のデータベースが行っているということです。
 
CMSという言葉を聞き慣れない方はまだまだ多いと思います。
しかし、日本で一般の方々に浸透しているCMSでも、世界のそれから見たらごくわずかと言われているのです。
仕事のスタイル、情報設計のスタイルを変えるプラットフォームとして存在するものですから、世界中のさまざまな運営環境・規模に応えるものが数え切れないほどあるわけです。
 
その中で、環境を問わず、スタイルを問わず、個人法人を問わず、最大公約数的にポピュラーとなっているのが、冒頭の2者です。
使用している人が多ければ、多くのニーズに応える開発側も豊富なわけで、対応プラグインや対応言語の充実は他者の追随を許さないと言われています。
 
冒頭の2者を比較してみます。
 
MovableTypeは有料化されてからでしょうか。
WordPressや、これもまたブログ型CMSの「Nucleus」に、プラグインやノウハウなどの面で先行されている気がします。
後者の2つは基本機能がシンプルでプラグインで設計していくという発想だからでもありますが、まだまだ英語対応なWordPressであっても日本語リソースの豊富なMovableTypeより色々なことが実現できそうな気がします。
  
そもそも、動的なウェブサイトないしはホームページの作成という視点に立ってみれば、MovableTypeの動的出力は少し複雑だと思います。WordPressとNucleusはもう少しわかりやすくできています。
 
「ブログ」や「記事」ないしは「ニュース」という機能を軸に考えるのであれば特に、わかる人がわかるということではなく、より多くの人々にわかりやすいという点が大事だと思うからです。
 
ただ、テンプレートの作成やデザインのカスタマイズという視点に立ったときは、php言語を直接扱うことのできるWordPress、それぞれの専用タグを使用するMovableType、Nucleusという分け方になり、使用する(管理開発する)人の好みになっていきます。
専用タグは慣れると便利、愛着が湧く、という点で日本でのMTブレイクが納得できたりします。
 
CMSには、管理画面というものが存在し、権限の設定によって扱える機能の範囲が決まります。
 
例えば、「編集者」という権限であれば、記事を投稿・編集、画像や動画などのアップロード、カスタマイズ可能部分のレイアウト・デザイン変更などができるのが一般的です。
大手ブログをやったことがある人なら、その範囲は容易に想像できると思います。
 
この管理画面の使い勝手は、やはり冒頭の両雄に勝るものはないでしょう。洗練され、誰でも使いやすいものになっています。
しかし、複数ブログの設置という意味では、MovableType、Nucleusが先行していて、WordPressは、賛否両論のWordPress MUで追随している形です(本日2.6.1がリリースされましたがどうでしょう)。
WordPress本体で工夫して使用していくこともできますが、それを意図した作りではないため、現在は機能的に限界が出ると思います。
 
弊社では、クライアントの方々のご要望を優先し、特に強いご希望がない場合などは、まずはWordPressによるホームページ制作をお勧めしています。


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